脱毛の基本的な流れは以下の通りです。
つまり、毛根がしっかりと残っている状態でなければ、脱毛効果を発揮することができません。
毛抜きは毛根ごと毛を引き抜いてしまうため、サロン脱毛の効果を大きく損なう原因になります。以下、毛抜きがNGな具体的な理由を見ていきましょう。
サロン脱毛では、毛のメラニン色素に光を当てることで、毛根にダメージを与える仕組みになっています。しかし、毛抜きで毛根ごと引き抜いてしまうと、そもそも光が反応する対象がなくなり、脱毛の効果が発揮されません。
この状態が続くと、せっかく脱毛をしていても効果が出にくくなり、回数を重ねても毛が減らないことにつながります。
毛は「成長期」「退行期」「休止期」という毛周期を繰り返しています。サロン脱毛は、このうち「成長期」の毛に対して効果を発揮します。
しかし、毛抜きを使うと、無理に毛を引き抜くことで毛周期が乱れてしまい、次回の施術時に成長期の毛が少なくなる可能性があります。
すると、光が適切に反応する毛が減り、効果が不十分になってしまいます。
毛抜きを使うと、新しい毛が皮膚の下に埋もれてしまう**「埋没毛」**(埋もれ毛)が発生しやすくなります。埋没毛ができると、毛穴の中に毛が閉じ込められ、脱毛の光が届かなくなってしまいます。
特にVIOや脇など、毛が太く密集している部位は埋没毛ができやすいため、毛抜きでの自己処理は避けた方が良いです。
毛抜きで毛を引き抜くと、毛穴や皮膚に大きなダメージを与えます。これが原因で以下のような肌トラブルが発生しやすくなります。
特に、サロン脱毛中は肌がデリケートになっているため、毛抜きの刺激が通常よりも大きなダメージにつながる可能性があります。
毛抜きを使ってしまうと、施術ごとの脱毛効果が下がり、予定していた脱毛完了期間が延びることになります。
たとえば、本来なら6ヶ月〜1年で効果が出るはずだったのに、毛抜きを使ってしまったことで1年半〜2年かかるケースもあります。
せっかく時間とお金をかけてサロン脱毛を受けているのに、毛抜きのせいで効果が遅れてしまうのは非常にもったいないことです。
サロン脱毛中は、毛抜きを使わずに肌にやさしい方法で自己処理を行うことが重要です。おすすめの方法を紹介します。
最もおすすめなのは、肌に負担の少ない電気シェーバーです。
✔ メリット
VIOやワキなどデリケートな部位も、電気シェーバーなら安全に処理できます。
カミソリは手軽ですが、刃が直接肌に当たり、角質を傷つけるリスクが高いため、なるべく避けたほうが良いです。
どうしても使用する場合は、シェービングクリームを塗る&使用後にしっかり保湿することが大切です。
除毛クリームは、化学成分で毛を溶かすため、肌への負担が大きく、脱毛中のデリケートな肌には向いていません。
赤みやかゆみが出ることもあるため、サロン脱毛期間中は使用を避けましょう。
サロン脱毛中に毛抜きを使うことは、脱毛の効果を大きく損なうだけでなく、肌トラブルの原因にもなるため、絶対に避けるべきです。
サロン脱毛の効果を最大限に引き出すためにも、正しい自己処理方法を守り、毛抜きは絶対に使わないようにしましょう!